アイスワイン

アイスワイン

ワインの基礎知識でアイスワインを紹介したところみにに姫☆から「カナダのワイナリーでアイスワインいっぱい試しました!甘くておぃしいですよね☆」とのコメントをもらったり会社の同僚にきいても「おいしいですよね。アイスワイン。大好きです!」と結構、評判になっていそうなので、アイスワインについてもう少し調べてみることにしました。

アイスワインを一言でいうと、“凍った完熟葡萄から造られるワイン”だそうです。
収穫の時期を意図的に遅らせて、木にブドウがついた状態で凍らせ、水分が凍ったまま、果汁を搾ったもので、とても糖度の高い天然甘口ワインです。
しかしアイスワインと呼ばれるのは、ドイツ、オーストリア、カナダのものに限り許された名称のようです。フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけがシャンパンと呼ばれるのと同じですね。
なので、日本産のアイスワインはないってことですね。また、アイスヴァインというのも聞きますが、これはアイスワインのドイツ語を日本語読みにしたもので、ドイツまたはオーストリアのアイスワインのことのようです。
また、世界ウルルン滞在記で2005/2/20 氷点下の滴・アイスワインに…菅原禄弥が出会った。としてナイアガラ地方のアイスワインが紹介されたようです。

アイスワインの歴史は、1794年の冬にドイツで世界初のアイスワインが生まれました。その年は予想もしない霜に襲われ、熟した葡萄がそのまま放置されたために凍ってしまい、処分するはずだった凍った葡萄でワインを造ったところ、とても甘みの強い、芳醇な香りのワインに仕上がりました。この奇跡的な偶然からアイスワインが生まれました。
その後は、一部の貴族が好んで愛飲し、高級品として製造されていました。その後、オーストリアでも造られるようになり、さらにカナダでもワインの原料となる高品質の葡萄の生産に適したナイアガラ地方でアイスワインの生産が始まったのです。最近では温暖化の影響でドイツやオーストリアでは葡萄が凍る温度まで気温が下がる日が少なく、安定したアイスワイン造りが難しくなってきています。
しかし、カナダナイアガラ地方ではアイスワイン製造に適した厳しい気候が安定しておりアイスワインの製造には好条件となっており、現在はカナダアイスワインは世界最高級の高品質であるといわれています。また、世界で飲まれているアイスワインの70%をカナダで生産しているそうです。

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